妄想

3年生の外部講師を招いた設計課題のエスキスを経て。
話の上手い人だなと。自分はこういう人にはなれないなと。
如何に自分の考えていること、作ろうとしていることを簡単に相手に説明することはとても大事。それっぽく聞かせる技術も必要。どちらも同意。

エスキスの最中にこんなことを思った。
もし自分がスタジオマスターになったらどんな課題をするのか?
自分の考えの根底にあるものでないと、全く上手く行かない。自分の考えの根底に今あるものとしたら、アイデアを出すことに必死になること。アイデアは絶対にいると思っている。アイデアは絶対に出る。アイデアが必要ないこともあるかもしれないが、もしアイデアがあったらそれは必ず武器になる。そして、どんな小さな武器でもそれを如何によく見せることが大事なんだと。
イデアがあれば、簡単にその提案の印象を相手につけることができるし、何より分かりやすい。
複雑なことを考えることができて、容易く理解できる人もいるだろうが、いない人の方が沢山いる。大学の教授とかなら、ちょっと抽象的なこととか、論理が崩壊していることだって重点は理解できるし、膨大なリサーチでも理解してくれる。それはその分野の先生だから。

分かりやすい建築、子供にも理解できる建築をつくっていきたい。自分はどういう人柄の建築家になるんだろうか。またいつか考えてみることにする。